人の集中力は、大人でも45分から60分程度しか続かないといわれています。
長く頑張ろうとしても注意力が散漫になってしまい、失敗したり話を聞き逃したりします。
人によってはボーっとしたりイライラしたりしてしまうこともあって、これらの症状は脳が疲労することで起きやすくなります。
脳が外から情報を得たことを整理するとき様々な部分が使われ、それにプラスして生命を維持するための活動も行っています。
人が無意識で行っている呼吸や心臓など各臓器の働きも脳が命令を出しているわけですから、ブレイクタイムを設けなければ回路がショートし鈍るのも当たり前です。
ただ休むのではなく、コーヒーやお茶を飲みつつお菓子を食べるようなブレイクタイムが脳には必要です。
なぜなら脳が活動するときには大量の糖分をエネルギーとしているからで、集中して作業を行ったあとはだいぶ糖分を消費しています。
エネルギーが不足すれば当然活動が鈍りますから、脳の疲労もとれずそのまま蓄積してしまい、思うような活動ができなくなってしまいます。
人の体内時計は狂いやすいもので、夜更かしや朝寝坊、朝食を抜いただけでも影響するほどです。
いつも同じ時間にブレイクタイムを設けているとズレた体内時計をリセットすることにも役立ちます。
体内時計が狂うと細胞が活性化しにくくなって代謝が落ちます。
代謝が落ちると肥満につながってしまう場合があるため、規則正しい生活がなかなかできない人は毎日同じ時間帯にブレイクタイムを設けるとよいでしょう。